
結論:「システムデータ(System Data)/その他(Other)」は一括で消せません。ただし“増えすぎ”の多くはキャッシュや一時データの肥大なので、安全順に整理すると減ることがあります。
おすすめの順番は①再起動→②Safariデータ→③メッセージ添付→④大きいアプリの整理→⑤(最終手段)バックアップ→初期化→復元です。
症状別ショートカット(先にここだけ見てもOK)
- 容量が急に減った:まずは最短3分ルート
- Safariをよく使う:4章(Safariの整理)
- 画像/動画のやり取りが多い:5章(メッセージ添付)
- 動画/音楽をよく“ダウンロード”する:6章(ダウンロード整理)
- 何をやっても減らない:7章(最終手段)
0. システムデータ(その他/Other)とは?削除していい?
iPhoneの「システムデータ」は、ざっくりログ・キャッシュ・索引(検索用)・各種一時データなど、“カテゴリに分類しにくいデータ”がまとまった領域です。
そのためゼロにはできません。また、PC(Finder/Apple Devices/iTunes)で見る「Other」には、ストリーミング時に作られるキャッシュ(音楽・動画・写真など)が含まれ、端末が容量を必要とすると自動的に削除されることがあります。
重要:ストレージ残量が少なすぎる(例:数GB未満)と自動整理が追いつかず、システムデータが増えたままに見えることがあります。まずは“1GB以上の空き”を確保するのが安定の近道です。
1. どれくらいが普通?目安表(異常ライン)
※ストレージ表示は再計算に時間がかかることがあるため、作業後は数分待ってから見直してください。
2. 最短3分ルート(まずここ)
- iPhoneを再起動
- Safariのデータを消す(4章の手順でOK)
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージを開き直し、数分待って再確認
3. 安全順チェックリスト(上から順に)
3-1. iOSを最新にする(不具合由来の肥大を潰す)
- 設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート
- 更新があれば適用
3-2. 「iPhoneストレージ」のおすすめを使う(公式の王道)
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ
- 上部に出る「おすすめ」を確認(例:未使用Appを取り除く等)
3-3. 未使用のAppを取り除く(中身は残して容量だけ減らす)
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ
- 未使用のAppを取り除くを有効化
3-4. まず“空き容量”を作る(最低1GB目安)
- 写真/動画を整理(不要な連写・スクショ・重複)
- 大きいアプリをオフロード/削除(後で戻せるものから)
4. Safariが原因の時(最新導線)
Safariのキャッシュは「システムデータ」を押し上げやすい代表格です。まずここから。
4-1. いちばん効きやすい:Webサイトデータを削除(最新導線)
- 設定 → Apps → Safari
- 詳細 → Webサイトデータ
- すべてのWebサイトデータを削除(Remove All Website Data)
※ボタンがグレーの場合は、削除対象がないか、スクリーンタイムの制限が影響している可能性があります。
4-2. 履歴とWebサイトデータを消去(まとめて消す)
- 設定 → Apps → Safari
- 履歴とWebサイトデータを消去
4-3. タブを減らす(地味に効く)
- タブを大量に開いている場合、不要なタブを閉じる
- 閉じたあとに再起動すると、減りやすいことがあります
5. メッセージが原因の時(添付・保存期間)
画像・動画のやり取りが多いと、添付の一時データが溜まりやすいです。
5-1. メッセージの保存期間を見直す(やるなら慎重に)
- 設定 → Apps → メッセージ
- メッセージの保存期間が「無期限」なら、「1年」または「30日」を検討
※変更すると古いメッセージが削除されます。必要な内容は事前に保存してください。
5-2. 大容量の添付がある会話を優先して整理
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ
- 容量が大きい項目(メッセージ/写真/動画系)から整理
6. ダウンロード/ストリーミング系が原因の時
ストリーミング視聴時に作られるキャッシュは「Other/システムデータ」側に含まれることがあります。
6-1. オフライン保存(ダウンロード)を削除
- 動画:配信アプリの「ダウンロード済み」
- 音楽:Music/Spotifyなどの「オフライン」
- 地図:オフラインマップ(使っている人のみ)
6-2. “容量が異常に大きいアプリ”は削除→再インストール(最終寄り)
キャッシュが肥大しているアプリは、オフロードより削除→再インストールが効くことがあります。
※ログインが必要なアプリはID/パスワードを確認してから。
7. 最終手段:バックアップ→初期化→復元(最も効く)
ここまでやっても改善しない/システムデータが極端に大きい場合は、バックアップ→初期化→復元が一番効きます(キャッシュが整理されやすい)。
やる前の注意
- LINE・認証アプリ(2段階認証)など、復元後に困らないよう事前確認
- 時間がかかるので、安定したWi-Fiで
- PC/Macでバックアップを取る(可能なら暗号化バックアップ推奨)
- 設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット
- すべてのコンテンツと設定を消去
- 初期設定でバックアップから復元
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8. よくある質問(Q&A)
Q. 「システムデータ」を完全に消せないのはなぜ?
A. ログ・キャッシュ・索引など、iPhoneが動くために必要な“分類しにくいデータ”が含まれるためです。ゼロにはできません。
Q. 作業しても数字が変わらない
A. ストレージ表示は再計算に時間がかかることがあります。作業後は数分待つ/再起動後に確認するのがコツです。
Q. 端末が重い/動作が遅いのも関係ある?
A. ストレージが少なすぎると動作が遅くなることがあります。まずは空き容量を確保するのが近道です。

