
iPhoneを長く使っていると、スクロールがカクつく/アプリ起動が遅い/入力がもたつく…など、体感的に「重い」と感じることがあります。
この記事では、まず試すべき対策を上から順番にまとめました。迷ったら最初は「再起動」→「空き容量チェック」からでOKです。
- iPhoneが重いときにまず試す6つのチェック
- 改善しないときに追加で見るべきポイント(iOS更新/バッテリー/キャッシュ等)
- 最後の手段(初期化・復元)の考え方
まず試す:iPhoneの動作を軽くする6つのチェックリスト
まずは上から順番に試すのが最短です。1つずつでOK。
1. 本体の再起動(最優先)
調子が悪い時、まず最初に試したいのが再起動です。長時間電源を切らずに使い続けると不具合が出やすいので、一度リセットするだけで改善することが多いです。
- Face IDのiPhone:サイドボタン+音量ボタン(上/下どちらでも)長押し →「スライドで電源オフ」→ 電源が切れたらサイドボタン長押しで起動
- ホームボタンあり:サイド(または上)ボタン長押し →「スライドで電源オフ」→ 起動
※画面が固まって操作できない場合は、後半の「強制再起動」を試してください。
2. 空き容量の確保(ストレージ不足は体感で遅くなる)
ストレージの空きが少ないと、iPhoneの動きは驚くほど遅くなることがあります。まずは容量を確認しましょう。
- 確認方法:設定 → 一般 → iPhoneストレージ
- 対策:不要なアプリ/動画/写真を削除(まずは容量の大きいものから)
関連記事:iPhoneの「システムデータ」が多すぎる!安全に減らす手順
3. 通信状況の確認(端末ではなく回線が原因のことも)
「読み込みが遅い」系は、端末ではなく通信環境が原因の場合があります。
- Wi-Fiの切り替え:設定 → Wi-Fiで一度オフ→オン(再接続)
- 機内モード:オン→数秒待つ→オフ(通信が安定することあり)
- 切り分け:Wi-Fiだけ遅いならルーター側、モバイル通信だけ遅いなら電波状況/混雑/速度制限の可能性
関連記事:iPhoneの「モバイルデータ通信ができない」完全チェックリスト
4. Appのバックグラウンド更新を見直す
多くのアプリが裏側で常に更新していると、動作や電池持ちに影響することがあります。
- 設定:設定 → 一般 → Appのバックグラウンド更新
- おすすめ:まずは「本当に必要なアプリ」以外をオフにして様子見
5. 低電力モードの解除(オンだと性能が抑えられる)
低電力モードは便利ですが、パフォーマンスを抑えるためカクつきの原因になることがあります。
- 確認:設定 → バッテリー → 低電力モード
- オンなら:一度オフにして変化を見る
6. “重いアプリだけ”強制終了 → 再起動
特定のアプリだけ重い/固まる場合は、いったん閉じて開き直すのが早いです。
- Face IDのiPhone:画面下から上へスワイプして途中で止める → 一覧から該当アプリを上へスワイプ
- ホームボタンあり:ホームボタン2回 → 該当アプリを上へスワイプ
※毎回ぜんぶ終了させる必要はありません。固まった時だけでOKです。
改善しない時に追加でやるべきチェック(ここが効くことが多い)
7. iOSを最新にアップデート
- 手順:設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート
アップデート直後は裏で整理処理が走って一時的に重いこともあるので、充電しながらWi-Fiでしばらく置くと落ち着く場合があります。
8. バッテリー劣化(性能抑制)が起きていないか確認
バッテリーが劣化すると、状況によってはパフォーマンスが抑えられ、体感速度が落ちることがあります。
- 確認の入口:設定 → バッテリー → バッテリーの状態(または「バッテリーの状態と充電」)
9. Safari/アプリのキャッシュを減らす(地味に効く)
Safari、SNS、動画アプリ、LINEなどは、使い続けるほどキャッシュ(仮データ)が増えやすく、動作のもたつきやストレージ圧迫につながることがあります。
「再起動・空き容量」でも改善しないときは、ここが効くことが多いです。
まずSafari(Webの表示が重い/読み込みが遅い時に効く)
- 履歴もまとめて消す:
設定 → アプリ → Safari → 「履歴とWebサイトデータを消去」 - 履歴は残して、Cookie/キャッシュだけ消す:
設定 → アプリ → Safari → 「詳細」 → 「Webサイトデータ」 → 「全Webサイトデータを削除」
※ログイン状態(自動ログイン)やサイト設定がリセットされることがあります。銀行・ECサイトなどは再ログインが必要になる場合があります。
Chromeを使っている人(ブラウザ別のキャッシュ整理)
- Chromeアプリ → 右下/右上の「…(その他)」 → 「閲覧履歴データの削除」
- 期間を選ぶ(例:過去7日/全期間)
- 「キャッシュされた画像とファイル」(必要に応じてCookie等)にチェック → 削除
LINE(重い/容量が増え続ける時はここ)
LINEはトークで画像・動画のやり取りが多いとキャッシュが肥大化しやすいです。
- LINE → ホーム → 右上設定(歯車) → トーク
- 「データの削除」 → 「キャッシュ」の「削除」
※「写真・動画・ボイスメッセージ・ファイル」も同じ画面から削除できます。端末の容量が厳しい人はここも候補ですが、必要なデータがある場合は注意してください。
キャッシュ削除ボタンがないアプリ(SNS/動画アプリ等)の対処
Instagram・YouTube・TikTokなど、アプリ内に「キャッシュ削除」がない場合は、iPhone側から整理するのが確実です。
- 安全に軽くしたい(データを残しやすい):
設定 → 一般 → iPhoneストレージ → 対象アプリ → 「Appを取り除く」
→ その後、アプリをタップして再ダウンロード(またはApp Storeから再インストール) - 容量を大きく空けたい/挙動がおかしい:
同じ画面で「Appを削除」 → App Storeから入れ直し(再ログインが必要)
ポイント:「Appを取り除く」はアプリ本体の容量を解放しつつ、書類/データは残す挙動。「Appを削除」は関連データも含めて削除されるので、ログインや設定のやり直しが必要なことがあります。
どれからやる?(迷った時の優先順位)
- Safari・Chrome(Webが重い人は最優先)
- LINEのキャッシュ(容量も動作も重い人に効きやすい)
- iPhoneストレージで容量が大きいアプリを「取り除く」→再インストール
関連記事: iPhoneの「システムデータ」が多すぎる!安全に減らす手順
10. 視覚効果を減らす(古めの機種ほど効く)
アニメーションや透明効果は、機種や状態によって体感に影響します。
- 設定:設定 → アクセシビリティ → 動作 → 「動きを減らす」など
- 設定:設定 → アクセシビリティ → 画面表示とテキストサイズ → 「透明度を下げる」など
11. 本体が熱いなら“冷ます”(発熱時は動作が落ちやすい)
充電しながらゲーム/動画編集/長時間カメラなどで熱を持つと、動作が重くなることがあります。
- ケースを外す
- 涼しい場所に移す
- 充電しながら重い作業を避ける
- 一度アプリを閉じて数分休ませる
12. それでもダメなら:ネットワーク設定リセット/初期化(最終手段)
通信が絡む不調が疑わしい場合は、まずネットワーク設定のリセットが効くことがあります(Wi-Fiパスワード等は消えるので注意)。
- 手順:設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → リセット → ネットワーク設定をリセット
それでも改善しない/ストレージ表示が異常/何をしても重い場合は、バックアップ → 初期化 → 復元が効くケースがあります。
※LINEや認証アプリ(2段階認証)など、復元後に困らないよう事前確認は必須です。
まとめ:迷ったらこの順番でOK
- 再起動
- iPhoneストレージで空き容量確保
- 通信(Wi-Fi/機内モード)切り分け
- バックグラウンド更新・低電力モード
- iOS更新/バッテリー/キャッシュ
- それでもダメなら(ネットワーク設定リセット・初期化/復元)
「重い」と感じたら、まずは再起動と空き容量チェックから順番に試してみてください。

