
auは2021年9月13日にオールトッピングプラン「povo2.0」を発表。2021年9月29日午前9時から提供開始するとしています。
本記事では、「povo2.0」のプラン内容の解説に加えて、povo1.0との比較やメリット・デメリットを解説します。
povo2.0とは?

まずはpovo2.0とはどんなプランなのかを解説します。
自由度激高のオールトッピング「povo2.0」
「povo2.0」は、ベースプランが基本料0円で、通話かけ放題などの「通話トッピング」、実質20GBが月額2,163円で利用できる60GB (90日間) など6種類の「データトッピング」、「DAZN」や「smash.」が一定期間データも含めて使い放題になる「コンテンツトッピング」など、ユーザーそれぞれの使い方に合わせてトッピングを自由に購入することができる自由度がめちゃくちゃ高いプランとなっています。
#ギガ活でデータが貯まる
#ギガ活は「povo2.0」で使えるギガ (データ)を貯めることができるギガチャージの活動です。
対象店舗やサービスを利用することでギガをもらったり、街中やバーチャルイベントなどに隠れているギガをさがしたり、抽選などでギガあてるといった3つの取り組みが実施されます。
ギガ活の方法 | 内容 |
もらう | 対象店舗におけるau PAY支払いや、対象店舗のご利用などを通じ、ギガを「もらう」ことができます。 |
さがす | 街中やバーチャル空間でギガを「さがす」と、ギガをチャージすることができます。 |
あたる | 店舗やオンラインサービスなどと連携し、抽選などによりギガが「あたる」機会を提供します。 |
povo2.0のプラン内容

povo2.0のプラン内容を解説します。
povo2.0は月額基本料0円のベースプランを契約し、10種類のトッピングを自分の用途に合わせていつでも自由に購入して利用することができるプランです。
※180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となることがあるようなので、そこは注意が必要です。
ベースプラン
月額基本料 | 0円 |
月間データ容量 | 0GB |
国内通話料 | 30秒/22円 |
国内SMS利用料 | 送信: 1通/3.3円 [70文字まで] 受信: 無料 |
※トッピングによるデータ容量の追加などがない場合、通信速度は送受信最大128kbpsとなります。
データトッピング
トッピング名 | 料金/回 | |
---|---|---|
データトッピング | データ追加1GB (7日間) | 390円 |
データ追加3GB (30日間) | 990円 | |
データ追加20GB (30日間) | 2,700円 | |
データ追加60GB (90日間) | 6,490円 | |
データ追加150GB (180日間) | 12,980円 | |
データ使い放題 (24時間) | 330円 |
通話トッピング
トッピング名 | 料金/回 | |
---|---|---|
通話トッピング | 5分以内通話かけ放題 | 550円 |
通話かけ放題 | 1,650円 |
コンテンツトッピング
トッピング名 | 料金/回 | |
---|---|---|
コンテンツトッピング | DAZN使い放題パック (7日間) | 760円 |
mash.使い放題パック (24時間) | 220円 |
サポートトッピング
トッピング名 | 料金/月額 | |
---|---|---|
サポートトッピング | スマホ故障サポート | 830円 |
povo2.0とpovo1.0のプラン内容の違いを比較

povo2.0とpovo1.0のプラン内容を比較していきます。
ベースプラン比較
povo1.0 | povo2.0 | |
月額基本料 | 2,728円 | 0円 |
月間データ容量 | 20GB | 0GB |
データ容量0GB時の通信速度 | 最大1Mbps | 最大128kbps |
国内通話料 | 30秒/22円 | 30秒/22円 |
国内SMS利用料 | 送信: 1通/3.3円 [70文字まで] 受信: 無料 | 送信: 1通/3.3円 [70文字まで] 受信: 無料 |
契約できる方 | 20歳以上 | 13歳以上 |
au契約期間 | 引継ぎ不可 | 引継ぎ不可 |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード |
povo2.0は、トッピングを自分が必要な時にいつでも購入できるプランとなっているため、月額料金が0円、データ容量も0GBとなっています。povo2.0は、povo1.0よりもはるかに自由度が高いプランになっています。
データ容量超過時の通信速度は最大128kbpsとなっており、povo1.0のときよりも遅くなっています。
契約できる人の年齢は20歳以上から13歳以上に変更されています。
トッピング比較
povo1.0 | povo2.0 | ||
データトッピング | 1GB | 550円[31日間] | 390円[7日間] |
3GB | – | 990円[30日間] | |
20GB | – | 2,700円[30日間] | |
60GB | – | 6,490円[90日間] | |
150GB | – | 12,980円[180日間] | |
データ使い放題 24時間 | 220円[24時間] | 330円[24時間] | |
コンテンツトッピング | DAZN使い放題パック | – | 760円[7日間] |
smash.使い放題パック | – | 220円[24時間] | |
通話トッピング | 5分以内通話かけ放題 | 550円[1ヶ月間] | 550円[1ヶ月間] |
通話かけ放題 | 1,650円[1ヶ月間] | 1,650円[1ヶ月間] | |
サポートトッピング | スマホ故障サポート | – | 830円[月額] |
データトッピング
povo2.0のデータトッピングでは、1GBから150GBまで5つの容量の中からトッピングを選ぶことができます。
povo2.0でもデータ使い放題 24時間は提供されますが、330円となっており、povo1.0のときよりも110円高くなっています。
コンテンツトッピング
povo2.0では新たにコンテンツトッピングが登場。
野球やサッカー、モータースポーツなどのライブスポーツが見放題となる「DAZN使い放題パック (7日間)」と、音楽、ドラマ、アニメ、バラエティなどを楽しめるバーティカルシアターアプリを利用できる「smash.使い放題パック (24時間)」が用意されています。
通話トッピング
通話トッピングはpovo2.0もpovo1.0も同じで、5分以内通話かけ放題と通話かけ放題の2種類です。価格も同じです。
サポートトッピング
povo2.0では新たにサポートトッピングが登場。
利用中のiPhoneやAndroidスマートフォンが故障、破損、水濡れ (紛失・盗難は対象外) などのトラブルにあった場合、端末交換を申し込みすると、最短で当日中、原則申し込み完了の翌日に交換用の端末を届けてくれるトッピングです。
対象者 | 「povo2.0」加入者 |
料金 | 月額830円
※購入の翌月1日から料金が発生します。 |
対象端末 | 「povo2.0」が利用できるiPhoneおよびAndroidスマートフォン ※日本国内で販売されている端末に限ります。 |
サービス詳細 | 登録した端末が、故障、破損、水濡れ (紛失や盗難は対象外) となった場合、端末交換を申し込むと、最短で当日中、原則申し込み完了の翌日に当社指定の交換用端末をお届けします。
「スマホ故障サポート」購入の翌月かつ製品情報の登録完了後、交換のお申し込みが可能となります。 ※故障や動作不具合など外装破損以外の不具合の場合、チャットでの故障診断が必要です。 |
交換利用回数 | 1年間に2回まで |
交換時の負担金額 | iPhone:12,900円/回
Android:1回目が5,500円、2回目:が8,800円 |
povo2.0のメリット

ここからはpovo2.0のメリットを解説します。
povo2.0のメリット①:基本料金0円でオールトッピングだから自分だけのプランを作れる
povo2.0は基本料金0円、データ容量0GBというプランなので、トッピングを購入して自分好みのプランを作ることができます。
これだけ自由度の高いプランであれば、節約したいときやガッツリデータ容量を使いたいときなど、いろいろと使い分けができるのでかなり便利です。
povo2.0のメリット②:#ギガ活でデータをゲットできる
povo2.0では対象店舗で条件を満たしてau PAY支払したり、対象店舗やサービスで一定額以上購入など、日常の買い物やサービス利用することでデータが貯まる「#ギガ活」をすることができます。
ポイ活ような感覚でpovo2.0で使えるギガ (データ)を貯めることができるので、うまく活用することができればよりお得にでpovo2.0を利用することが可能になります
povo2.0のデメリット

続いてpovo2.0のデメリットを解説します。
povo2.0のデメリット①:povo1.0よりもプランが複雑になった
povo2.0は自由度が非常に高いプランになりましたが、それによって逆にpovo1.0のときよりも料金プランが複雑になったと思います。
スマホ料金プランのことをいろいろと考えられる方なら、povo2.0は非常に使い勝手の良いプランだとは思いますが、そうでない人からすると使いにくいプランになってしまう可能性があります。
povo2.0のデメリット②:データ容量0GB時の通信速度が最大128kbps
povo2.0ではデータ容量0GB時の通信速度が最大128kbpsになっており、最大1Mbpsだったpovo1.0のときよりもかなり遅くなっています。
データ容量を使い切ってしまってもデータ容量をチャージして使わない方にとっては、デメリットになります。
povo2.0のデメリット③:povo2.0に移行したらpovo1.0には戻れない
povo1.0はpovo2.0のサービス開始と同時に新規受付が終了となってしまうので、povo2.0に一度移行してしまったらpovo1.0に戻ることができません。
現在povo1.0を契約している方で、povo2.0に移行する方は注意しましょう。
povo2.0のデメリット④:povo2.0移行の際にSIMカードの変更が必要な場合がある
povo1.0を利用中のユーザーがpovo2.0に変更する場合とauからpovo2.0に変更する場合、SIMカードの変更が必要になります。
SIMを変更する手間が発生してしまうのはデメリットです。
povo2.0のデメリット⑤:手続きはすべてオンライン
povo2.0の申込み・手続きは全て「povo」専用サイトから申し込む必要があります。
すべてオンラインでやらないといけないので、慣れていない方は注意が必要です。
まとめ:povo2.0は上級者向け
本記事ではpovo2.0のプラン内容、povo1.0との比較、メリット・デメリットを解説しました。
povo2.0は月額基本料0円のベースプランを契約し、10種類のトッピングから自分の用途に合わせたものを選ぶことでプランを作ることができます。
こまめにトッピングを購入しながら状況に応じて柔軟に対応していきたい人にとっては面倒でない方にとっては、最高に便利なプランだと思います。
ただ、そういったことが面倒だと感じる方にとってはちょっと使いづらいプランだと思います。
ahamoやLINEMOといった他のプランもあるので、本記事の内容も参考にしつつ、自分にあったプランを探してみてください。